スリランカへの旅(5)コロンボからゴールへ。鉄道ストライキ&日本語おじさんには気を付けて〜の巻

コロンボ・フォート駅 スリランカへの旅

なんと! スリランカ鉄道がストライキ?

スリランカ2日目。今日は午前中はコロンボの街をブラブラし、午後は鉄道でゴールへ向かう予定です。朝起きて、何の気なしにテレビをつけ、現地ニュースを見ていたところ……、なぬなぬ〜!! 鉄道がストライキ?なるニュースをやっているではないですかっ! 画面にはコロンボ・フォート駅でのデモの様子も映し出されています。これはやばい。もし鉄道が動いていないとしたら、ゴールまでどうやって行くかな。タクシーで行ってくれるのかしら? また、uberに頼るしかないか……。

とりあえず街をぶらつきながら駅まで様子を見に行こうと、ホテルを後にします。ホテルから駅までは歩いて10分ほどの距離。ほこりっぽい街並みを歩いてたどり着いた駅は、確かに閑散とした様子。改札は閉ざされており、駅構内を覗いても人影や電車の姿は見えませんでした。う〜む、ストライキは本当のようですね。ゴールまで海沿いを走る鉄道の旅を楽しみにしていたのに、ザンネン……。

コロンボ・フォート駅

コロンボ・フォート駅。冷たく閉ざされた鉄の扉……。

コロンボ・フォート駅

クラシカルな佇まいの駅。駅舎は1917年建造。
金色に輝く銅像の人物はどなたなのか分かりませんでした。

日本語おじさんの言うことは聞いてはいけません(笑)

ゴールへ出発するのは午後でOKなので、駅の北東に広がるペター地区に行くことにしました。ペターは『地球の歩き方』によれば、庶民の活気が溢れるエリアだそうで、小さな商店が密集する問屋街のような感じ。ストリートごとに扱う商品が決まっているようで、電気部品やおもちゃ、生地などを扱う店がびっしりと並んでいます。人、バイク、トゥクトゥク、車が入り乱れて、渾沌としていました。暑さと人の熱気にやられて、へろへろになっちゃった。

コロンボ・ペターの街並み

ペターの街並み。なかなかカオスな感じです。

ところで、コロンボの街をスマホや地図などとにらめっこしながら歩いていると、日本語で話しかけてくるおじさんがいます。「どこに行くんだ?」と親切に聞いてくれるので、つい気を許して話してしまいますが、会話はだんだん怪しい方向に。

「今日は仏様の日だから、みんなお休み」「ブッダデーのフェスティバルが今日は最終日だから、行った方がいい」などと言い、揚げ句の果てにはトゥクトゥクを呼び止める始末。断ったら、なぜかそのトゥクトゥクに乗って去っていきました(笑)。

仏様の日というのは、ポヤデーのことなのでしょうか? ポヤデーとはスリランカの休日で、満月をお祝いする日のこと。この日は肉食やアルコールの摂取は禁止。みんなお寺などにお参りに行き、静かに過ごすそうです。でも、事前に調べたところだと、旅行中にはポヤデーなかったしな〜。

声を掛けてくるおじさんみんなが「ブッダデーのフェスティバル」を口にするので、本当にフェスティバルがあるのかと調べてみましたが、これもなし。きっと常套句なんでしょう。奴らはジャイカだのセイロン銀行だのに勤めているとか、嫁がヒルトンホテルで働いているなどといって安心させて近づいてきますので、気を付けましょうね。

コロンボからゴールへ。UberでGO!

ホテルの近くでランチを取り、いよいよゴールへ向けて出発。Uberを起動させたところ、ゴールまで行ってくれる車は意外にたくさん見つかりました。長距離だと料金は車種により固定のようです。

待ち合わせをホテル前に指定したので運転手さんとも問題なく会え、車に乗り込みます。運転手さんはちょっぴりシャイな感じのお兄さん。ここからは約2時間30分の道のりとなります。高速道路にはサービスエリアもありますが、日本ほど数は多くないので車に乗る前には必ずトイレに行きましょうね!

車内はちょっと冷房が弱く、ムシムシとした感じでしたが、「ガソリン代の節約かもな」と思い、文句はつけず。そんなこんなで無事に目的地の「ジェットウイング・ライトハウス」に到着! シャイなお兄さんはホテルの高級感溢れる佇まいに気圧されたのか、なぜかホテルの手前で車を止めたのでした。

料金はRs8,500+高速料金でしたが、道中にプライベートなことで運転手さんに迷惑を掛けてしまったこともあって、Rs10,000をお支払いしました。ハイ。気を付けてコロンボまで帰ってね〜。

さあ、これから3泊、「ジェットウイングライトハウス」での滞在が始まります!