スリランカへの旅(14)象が街を練り歩くペラヘラ祭りは、地元の人たちの熱気に圧倒されるのよの巻

キャンディペラヘラ祭り スリランカへの旅

ペラヘラ祭りの初日に参戦!

日程にちょうど当たっていることから、旅の目的の一つとなったペラヘラ祭り。年に一度のこのお祭りはスリランカ各地で行われますが、キャンディのペラヘラ祭りはエサラ月(7〜8月)に行われることからエサラ・ペラへラと呼ばれ、特に盛大なことで知られています。

ペラヘラとは行列という意味。もともとはヒンドゥー教の神々を祀るお祭りだったのですが、1775年から仏歯が登場し、仏教のお祭りとしての意味が濃くなったようです。着飾った何頭もの象や楽団、舞踊団などが隊列を成して街を練り歩きます。

エサラ・ペラヘラが開催されるのはエサラ月の新月から満月になるまでの約10日間で、2018年は8月16〜25日でした。私たちは初日の16日にキャンディに滞在できるよう日程を組み、スリランカに乗り込んできたわけです。

なお、エサラ・ペラヘラについて事前に調べたところ、以下のことが分かりました。

  • 非常に込み合う
  • 有料の観覧席がある(高額)
  • 観覧席に陣取ると、祭りの間中はトイレにも行けない
  • 祭りは3〜4時間行われ、その間は街の中心部が封鎖される
  • 従って、ホテルへ戻れるのは、深夜になってしまう

なんかねぶた祭りみたいな感じですかね?

キャンディのペラヘラ祭り

午前中から場所取りする地元の人たち。
気合い入ってます!

ただ、16日は初日のため、祭りの規模は小さく、混雑はそれほどでもないのでは?とのこと。ブルーロータス(ドライバーさんをお願いした旅行会社)さんからも、「観覧席は必要なら現地で取ればいい」とのアドバイスを受けたので、予約はしないでおきました。

ペラヘラ祭りの期間中はNOアルコールになるからご注意!

キャンディに到着してから、ドライバーさんやホテルのスタッフなどに聞いたところ、「そのへんでも見られるんじゃない」とのこと。観覧席に座ってトイレにも行けないのは嫌だし、最初から最後までず〜っと見たいというわけでもなかったので、観覧席ではなく道端で見ることにしました。

というわけで、祭りの前に腹ごしらえをしようと遅いランチを取りに行くことに。スリランカではどこのレストランでもアルコールが置いているというわけではありません。そこで、ネットで調べて確実にアルコールがある店へ。ところが、入店してみるとアルコールはないとのこと。ディナータイムではないから出せないのかな?と思ってよく話を聞いてみると、ペラヘラ祭りの期間中はどこの店でもアルコールを出さないとのこと。なるほど! それで昨日からのことに合点が行きました。

キャンディペラヘラ祭り

ペラヘラ祭りの期間中、キャンディの
街からアルコールが消えます!

昨夜のこと、ホテルのバーに行ったのですが、そこでもアルコールがありませんでした。バーなのに変だなと思いつつも、ホテル自体が変だったので(笑)、あまり突っ込んで聞かなかったのです。

また、町を散策中、老舗のクイーンズホテルの前で謎のおじさんに話しかけら、ホテルの中を案内してもらった時のこと。バーの前を通りかかったのですが、やはり「アルコールは出していないよ」と言っていました。バーのカウンターに生ビールのサーバーがあったので、聞き間違いかと思ってスルーしたのですが、なるほど、そういうことなのね〜。この期間中、キャンディにお出掛けの飲ん兵衛さんはお好みのお酒を持参するなり、対策を取ることをお勧めします。

しかし! ということは、今日はビールなしなのね。そんなことなら、昨日中にスーパーでビールを買っておけば良かったわ。ダンブッラから持ち込んだ缶ビールは昨日あらかた飲んでしまったのよね〜。しょぼん……。

仏歯寺前の歩道は初詣の明治神宮並の人出でした

さて、祭りまでホテルで少し休憩し、鋭気を養ってからいざ祭りへ! とりあえず仏歯寺の近く、クイーンズホテルの対面まで行ってみることに。しかし、まあすごい人出です。クイーンズホテルの対面にはキャンディ湖が広がり、その周りには遊歩道が設けられているのですが、すでに人でいっぱい。

なんとか隙間を見つけて、祭りが始まるのを待ったのですが、その間にも人がどんどん押し寄せてきます。スリランカ人は総じて穏やかな感じなのですが、この時ばかりはみんなぐいぐい来ます。こちらとしては地元の人たちがものすごく楽しみにしているお祭りにちょこんと参加させてもらっている身なので、あまり主張するわけにも行かず……。将棋倒しとかに巻き込まれたら嫌だな〜と思っていたら、やっと花火を打ち上げる音が。その後、ちょっと間が空いてやっと行列が始まったようでした。

「ようでした」というのは、あまりにも人が多過ぎたのと、私の背が低いこともあって、何にも見えなかったんですよね〜。雨も降っているし、これ以上ここにいてもあまり収穫はないなと思い、早々と退散。ホテルの近くまで戻ってきてしまいました。

目の前に突如現れた象に大興奮!

じつは、これがナイス判断! ホテルの前は16日はパレードのコースではなかったのですが、道沿いのヒンドゥー寺院が行列に参加する舞踊団の詰め所になっていたらしく、スタンバイするダンサーたちを間近で見ることができました。

キャンディペラヘラ祭り

スタンバイするダンサーの皆さん

キャンディペラヘラ祭り

松明に火を灯し、ファイヤーダンスの準備

その場でしばらくうろうろしていたら、なんと! 着飾った象がコースを外れて目の前にやってきました。さらに、路地からは背中に容器を括り付けられた象も出現! えー! もしかして、これって仏歯を背負った象さん?? 象たちはしばらく道で待機しており、間近で見ることができました!

キャンディペラヘラ祭り

着飾った象さん。間近で見られて大興奮!

キャンディペラヘラ祭り

路地から現れた象さん。
えっ! 背中に載っているのは……?

キャンディペラヘラ祭り

これは仏歯なのでしょうか?

象を見て大満足の私たち。その後、ホテルの部屋に戻って、お部屋のバルコニーにイスを出して祭りを観賞。ホテルの先に見える道がコースになっており、姿ははっきりは見えないものの、その喧騒は味わうことができ、祭り気分を堪能しました。

キャンディペラヘラ祭り

ホテルのバルコニーから見たパレードの様子

こうしてキャンディの夜は更けていったのです。